正看護師(一般的に看護師)と准看護師の違いについて、まず正看護師と准看護師の2つの大きな違いとして、資格の種類が当てはまるでしょう。
正看護師になるには厚生労働省の国家試験に合格した国家資格の取得が必要で、准看護師は、都道府県の知事試験に合格した地方資格(都道府県知事免許)取得が必要になります。
また、看護師になってからも、この資格による2つには差が大きく出ます。
正看護師は現場で自分の判断で行動することもできますが、准看護師は指示がないと動くことができません。指示する側とされる側に分けられるということです。
また、給与も正看護師のほうが多く、その面でも差は出るでしょう。ただし、実際の現場では行っている業務は『医師による指示の下での業務を行う』という観点からみると、実質、正看護師も准看護師も同じで、ほとんど仕事での差がありません。
その上で、“給与に差ができてしまう”、ということで准看護師になったものの、やはり数年後には正看護師を目指すという人はかなり多いです。
ちなみに、正看護師の平均年収は約450万円強、准看護師の平均年収は約400万円弱と言われています。